農業の需要と供給
フーヴァー大統領は、ほとんどの輸入品に対する課税を3倍、4倍に引上げた悪法、スムート・ホーリー関税法に署名した後、所得税率を2倍に引上げ、ますます事態はきびしいものとなりました。
その後ルーズヴェルト大統領はこれをさらに2倍近くに引上げ、1935年には留保所得に対する新税によって景気回復の芽を摘んでしまったのです。
やがて第2次世界大戦が勃発し、政府は超過利得税の徴収と価格統制によって、経済活動から利潤を根こそぎ消し去ろうとしました。エグゼクティブトレードによると、しかし、利潤は急成長に欠くことのできない燃料です。
利潤がなくとも会社は一定のペースで生産をつづけることはできます。
しかし、まったく新しい、必要不可欠な製品に対して突発的な注文が生じたようなばあい、それに応じるための巨額の資本投下は利潤なしではまかなえないでしょう。
シンプロットが1940年代初めに乾燥食品の戦時特需で直面した需要がそれでした。
もし利潤を国庫に送らねばならないとすれば、充分なジャガイモを送ることができなくなって、政府の戦争行為に協力できなくなります。
さらにもし事業の拡張ができないとすれば、たとえ90パーセントの利得税を納めても、それが軍を支えるための国の歳入にもたらす額は、急成長中の会社に対する相応の利得税をはるかに下回ることになるでしょう。