今、日本人が考えるべきこと
世界一の経済大国とはいっても、そうなってからたかだか数十年。
これが10年も続けば、だいぶ変わってくるのではあるでようが・・・。
今、日本が考えるべきことは何でしょうか?
私はまず、円高を、襲いかかってくる災害のようにいうのは間違いであることを指摘しましょう。
西ドイツ駐在中のこと、中央銀行の総裁をしていたブレッシングの葬儀が行なわれたさい、当時の経済大臣のシラーが追悼演説をしましたが、在任中、3度の通貨切り上げをしたブレッシングに大いなる賛辞を贈ったのです。
これにはいささか驚きました。
・・・というのは、そのころ日本は円の切り上げをめぐって、
「切り上げさせられたらおしまいだ。現状を死守せよ」
・・・と頑張っていたからです。
ところが、シラーは、ブレッシングは切り上げで通貨価値を守ったといいきりました。
つまり、切り上げをポジティブに評価したわけです。
いまだに日本人は切り上げをマイナスにとらえているのではないでしょうか。
・・・これは大間違いで、たとえば、はっきり数字が裏付けています。