今、日本人が考えるべきこと 2
最近の円の切り上げは9月22日からはじまったわけですが、この間の倒産件数は減りに減っており、前年の倒産は、さらにその前年に比べて件数で28パーセント、金額では45パーセントも減っているのです。
前年同月比で毎月毎月減り続け、37か月目になりますが、日本の倒産史上はじめてのことが、円が240円台から30円台になる過程で起きたことに注目すべきことです。
産業によっては、対応に苦慮しておられるところもあるのは事実でありますが、全体的に流れを把握するとハッピーといえるわけです。
失業率も下がっており、倒産件数は減る、倒産金額も減る、失業率も減る・・・
円高はたいへん結構というはずなのですが・・・。
日本は原材料を買って、加工して輸出している国です。
この原材料が半値で買えるのです。
これが大きな意味を持つことを忘れてはなりません。
しかも原油価格が下がったことも含め、エネルギーに関するコストが低下しています。
円高は裏返せば、日本人の労働が高く売れるというとでもあります。
同じものを同じ労働力で作ったとした場合、かりに1万円で売れていたのが2万円で売れるのですから、ありがたい話なのです。
自由な市場においては、通貨が高くなるということはお祝いすべきこと、お赤飯なのであって、お通夜ではないのです。
西ドイツは貿易の自由化、資本の自由化を非常に早い段階で実施し、自由化すること自体が西ドイツの競争力を高めるという信念がありました。
日本は渋々やっていて、世界から非難されているわけですが、日本は貿易の自由化によって弱くなったか、資本の自由化によって弱くなったかといえば、そうはなっていないのです。
・・・むしろ、強くなっているのが現実です。