今、日本人が考えるべきこと 3
特徴的なのは、自動車産業の構造です。
ドイツにはGM系のオペル、フォード系のドイツ・フォードがありますが、これらを含めると輸入車は総需要の半分以上を占めることになるでしょう。
フォルクスワーゲンやメルセデス・ベンツとGM、フォードが共存しているわけです。
こういうかたちでアメリカの資本を入れた西ドイツと日本の違いが今ここにいたって大きく表面化してきています。
アメリカも、いくらフォルクスワーゲンが自国の市場に入ってきても文句をいえないでしょう。
西ドイツには、GMとフォードはおれの国で事業をしているぞ、という切り札があるからです。
西ドイツの上場企業の中で、外国資本はこ5パーセントほどを占めていますが、日本は3パーセント。
西ドイツは資本自由化を早い段階からはじめて今にいたっていますが、日本はあくまで渋りつづけてきたために、今や自由だ、だれでも入ってこれるといったところで、外国資本はもう入ってこれないのです。
西ドイツには、一貫したストラテジー(戦略)がありました。