今、日本人が考えるべきこと 4
アメリカ資本を導入すると、アメリカは西ドイツにおけるアメリカ権益を守るために防衛力をさしむけるはずだ、というような考えが基礎にあったわけです。
したがって、西ドイツは自由化を積極的に推進したのです。
これが日本との非常に大きな相違でした。
日本・西ドイツの差をひとことでいえば、
「戦後を生きぬく知恵が西ドイツにはあって、日本にはなかった」
・・・ということでしょう。
日本はただただアメリカにすがっていればいいと思っていました。
しかし、そのアメリカとの関係がおかしくなってしまったのです。
元首相の吉田茂氏も、そこまでは、予測できなかったのではないでしょうか。
吉田氏は、日本がアメリカを脅かすような存在になるとは考えてもいなかったと思います。
計算上のことではありますが、10年以内に日本のGNPがアメリカを追い抜くとさえ予測されているのです。
1番が2番に抜かれる時、「おまえ、よくやった」ということはないのであって、「この野郎!!」というのが今のアメリカの立場かもしれません。